2010年7月

~子ども出版のホームページを開設しました~

 

 と言っても新しい内容のホームページではありません。以前、髙木いさおの公式ホームページとして開いていたものです。考えてみると、僕のホームページがあるのに子ども出版のホームページがないのがおかしいのでした。いくら小さいとはいえ、日本一小さな出版社だとしても、出版社にホームページがないのはおかしい、と言うか“寂しい”と思ったのです。小さいとはいえ、それが日本一だとしたら、それはそれで素的ではないかと思うのです。胸を張って堂々と「日本一小さな出版社です!」と言えばいい。そしてそんな出版社から、日本中の読者へ世界中の読者へ何かを発信できたらすごく楽しいと思っているのです。
 しかし、さっと新しいホームページを作るだけの力が子ども出版にはありません。そこで眠っている資産(?)の活用として、髙木いさおのホームページを閉じ、それを子ども出版のものとして改良しながら使うことにしたのです。ですから、もう髙木いさおのホームページを見ていただく必要はありません。もともと子ども出版は僕のパーソナル出版社なので、髙木いさおの本をのみ出版するための会社です。だから出版社の活動は僕の詩を広める活動そのものなのです。
 ということで、これからは子ども出版のホームページをチェックしてくださいね。http://www.kodomoshuppan.com/(現在はhttp://www.kodomoshuppan.netです。)「お気に入り」に入れておいてください。以前と同じで、『しじん月記』は毎月10日には読んでいただけるように努めます。また、少しずつ読みやすく面白いホームページを目指して改良していきます。アナログ指向の僕ですが、小さな会社や組織が何かを発信するにはネットを活用するのが一番安価なのです。出版した本を宣伝する力もない出版社、ならまだましなくらいの、1冊の本を出版するのも大変な子ども出版です。そんな小さな出版社からの小さな声(でも大事な声)を読者の皆さんへお届けするのがこのホームページです。これからもよろしくお付き合いくださいね。

 

 

 

~児童虐待を防止するための詩を書きました~

大切な子どもを傷つけているあなたへ


たたく手で()でることができるし

突き飛ばす腕で抱き締めることができます

()り上げる足でさえ

折り畳んでひざに乗せることができるのです

小さな時に愛されなかったり

今、誰かに優しくされていなかったり

そんな(つら)さや腹立ちは分かるのですが

それを小さな子どもにぶつけるのは間違っています

大切な子どもを傷つけないで!!

体と心を傷つけないで!!

そして

あなた自身も助けてあげて!!

あなたが子どもを大切にすることは

あなたがあなた自身を大切にすることなのです

愛することから生まれる愛される笑顔が

きっとあなたを救ってくれます

傷つけながら傷ついていくより

愛することで一緒に幸せになってください




 

 毎日のニュースで報じられる児童虐待を、何とかストップさせたいと思って最近書き上げたのが上記の詩です。先日の新聞では、児童相談所に寄せられた児童虐待の相談件数が一年間に4万4000件以上だったそうです。6日ごとに1人の子どもが虐待で死んでいる、との記事もありました。
 7月ではないのですが、6月には虐待防止のミニ詩集を「詩を読み考え語る会」で作っていただき、熱心な幾人かの校長先生にお願いして教職員や保護者、合わせて1000名ほどの方にお配りしました。そして7月に入ってすぐに上記の詩が出来上がったので、そのコピーや虐待防止ミニ詩集、そして『愛することと優しさについて』の抜粋版と詩集『子ども大好き!! 四つの力を育てよう』を4点セットにして、大阪府子ども家庭支援課、大阪府警児童虐待対策班、NHK大阪教育班、泉大津市人権啓発課、泉大津市教委人権教育指導室、堺市子ども青少年企画課、堺市教委学校教育部を訪ね、児童虐待防止のために使える詩があればご活用ください、とお願いしてきました。
 郵送では伝えられないものがあると思い、暑い中を歩き回ってすべてのところで話を聞いていただきました。こんなことがどれだけ子どものためになるのかは分かりませんが、子どもの毎日の笑顔のために詩を書いている人間として、座ってはいられなかったのです。

 

 

 

~髙木いさおは休筆をやめて来年夏に詩集を出します~

 

 昨年8月の『しじん月記』に、「3年から5年くらいの間、本を作るのを休んで、心も体も疲れを取ってスッキリさせたいと思っています。」と書きました。肉体的にも精神的にも、そして経済的にも、それくらいの休養期間が必要と考えたのです。昨年までは、5年連続で毎年8月6日を発行日にして詩集を出してきました。気が付くと429篇の詩を出版という形で発表していました。短い詩も沢山ありますが、2ページにわたる詩も少なくありません。そんな429篇のほとんどを丸6年間くらいで書き上げました。自分自身でも驚く数です。しかし、そんな仕事が、それにまつわる仕事が心身の疲れになっていたのです。
 だからの休筆宣言でした。ところがある事情があって、来年の8月6日を発行日にして7作目の詩集『愛することと優しさについて その3』を出版することにしました。その後は当分出版できないと思うので、最高の詩集にしよう、と少し前からじわじわと気持ちが上向いてきています。今までのすべての詩集も、これが最後の詩集になるかも知れない、と思って全身全霊で作ってきましたから、僕なりにはすべてが最高の詩集です。僕にとって大事なことは、その時点での自分の力をすべて出し切って一冊の詩集を作り上げるということなのです。
 それでは、来年夏の詩集を楽しみにお待ちいただきながら、今までの6作品を繰り返し読んでいただくことをお願いいたします。

 

 

 

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