某日> 大阪ミナミの道頓堀の松竹座が来年5月に閉館となるそうです。
調べたら、1923年(大正12年) 5月に本格的洋式劇場として誕生して、 映画上映や舞台公演を行なっていたとのことです。1945年( 昭和20年) の大阪大空襲で道頓堀一帯が被害に遭ったときにも松竹座は奇跡的 に大きな被害を受けなかったそうです。 しかし老朽化のため1994年(平成6年) 5月に映画館としての役割を終え、 内部を全面改修して1997年に舞台専門劇場として再開場したとのこと でした。
僕がよく映画を観に行ったのは1970年代でした。 渥美清主演の『男はつらいよ』 シリーズの何本かをこの劇場で観ました。( このシリーズは2019年の第50作まであり、 僕は確かその全てを観ていると思いますが、 僕が一番好きなのは第3作『男はつらいよ フーテンの寅』で監督は森崎東で山田洋次ではありません。 この作品は母と二人で観て、 二人で大笑いしたこともすごく良い思い出です。) 1974年には、大好きだった浅田美代子主演の『 しあわせの一番星』もここで観ました。 浅田美代子の演技の拙さに身内でもないのに画面を観ながら恥ずか しいと思ったことを覚えています。( 僕は浅田美代子のポスターをどこかから剥がし取ってきて、 その顔部分を切り取って机の上面に置いたガラス板の下に入れてい ました。彼女の可愛い顔が大好きでした。)
もう一つ松竹座で忘れられないのは、 1965年頃だったと思いますが、家族全員6人で『人間の條件』 全六部一挙上映、 上映時間合計9時間31分を2階最前列の中央で観たことです。 多分一部二部の後と三部四部の後に休憩があったと思います。 そのどちらかの休憩で買った弁当をみんなで食べました。
子ども出版/髙木いさお
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