2012年1月

~黄金週間前に新しい詩集が出ます~

 

 1月末までの約3週間、自分の詩と格闘していました。自分が書いた詩を全くの第三者として読むのは、割と難しいものです。まして、詩集として出版するためのチェックで読むのは、難しくて非常に疲れる仕事です。(その証拠に、いつもは2日か3日に書き上げるこの月記を、リミットの10日に書いています。)
 黄金週間(ゴールデンウィーク)前に出る新しい詩集には、新しい詩も入っていますが、今までに出版した詩が沢山入っています。そんな沢山の詩を何度も何度も読み返し読み込みながら、より簡明な表現にしつつ言葉を磨いていくのです。それには、普通に読んでいるときには必要のない神経の集中が必要になります。
 その集中を3週間以上続けたことで、今もまだ疲れています。新しい詩だけで詩集を作るときも、難しさや疲れはあります。でも、新しい詩だけのときは、新しいものを生み出すふわふわした高揚感があるから、今のような長く続く疲れがありません。
 しかし、本として出来上がったとき、より磨き上げられた詩で編まれた今回の詩集を手に取ったときには、体中が清々しい空気で満たされるような充実感がありそうな気がします。そして、そんな質の詩集なら、読まれた多くのみなさんにも、清々しいものを感じていただけるような気がしています。
 「透き通っているから浅そうに見えるが、実は深い深い泉のような詩」を目指している僕の最高の詩集を、もう少しお待ちくださいね。

 

 

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