2006年6月

 

某日> Hちゃんと藤森神社へ紫陽花を観に行った。例年なら、もう見頃なのに今年はまだつぼみだった。年配の宮司らしき方が「こんなことは私も初めてです」と言っておられた。『こどものためにあいうえお』のp.49と61の紫陽花は藤森神社で写したものなので、本を1冊差し上げた。p.61の写真を見て「ああ、おたふくですなあ」と。ピッタリの名前だと思った。花が観られなかったので石峰寺の石仏を観て帰宅した。

 

 

某日> 何年振りかの詩写ライブで宝塚の逆瀬川へ行った。詩写ライブとは、3、4名から7、8名くらいの人達と、僕の詩や写真についての話をする集いのことだ。今回は4名の方々と、『愛することと優しさについて』と『こどものためにあいうえお』の2冊を机に置いて、頁を繰りながら約4時間を楽しく過ごした。僕には、ラジオや講演より詩写ライブが合うなあ、と思った。

 

 

某日> 子ども出版のTちゃんと、8月出版予定の写真詩集『雲のある風景』の編集作業を開始した。85篇の詩を準備していたが、そこから36篇を選んだ。今回は若い人に向けて書いた詩や自殺防止のための詩、犯罪防止のための詩などで編んだ。毎年3万人以上の自殺者が少しでも減るよう、沢山の人達に読んでほしい。子供が被害者や加害者になる“子ども事件”などの犯罪が少しでも減るよう、沢山沢山の人達に読んでほしいと願っている。写真は、以前に出したポストカード写真集の拡大版の32景。1景を除いて全て見開き2頁で構成した。しかし、安価な本にしたいために、糸綴じのフルオープンで見る写真ではなく、優しく開いて左右頁を合わせて見るようになっている。あくまでも詩がメインなのでご理解ください。

 

 

某日> 『雲のある風景』の原稿を印刷製本会社へ渡した。5月8日から詩を仕上げ始め、約50日での出稿となった。第1作目の『愛することと優しさについて』を出した折、直前まで、写真詩集にするか詩集にするかで悩んだ。第1作だが、これが“一生に一冊の本”になるかも知れない。それなら、出したかった詩集と写真集を合わせたものにした方が、と思ったのだ。結局、あれもこれもは失敗の元、と考えて詩集にした。だが、『愛することと優しさについて』が通算5刷を重ね、第2作の『こどものためにあいうえお』も増刷という追風を受けて、写真詩集として『雲のある風景』を出すことにした。あれもこれもで楽しさ倍増、になるよう祈っているが、さてどうなることだろう。

 

 

 

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