2005年9月

 

某日> 篠田正浩の『暗殺』(’64)を久しぶりに観た。面白い映画だが、伏見の寺田屋のシーンで、灘の酒である剣菱のこもかぶり(4斗入りの酒樽)が出てくるのは興ざめだ。かつて、仕込み用の大きな酒樽を横目で見ながら伏見幼稚園へ通っていた僕には、何かの訳があるとしても受け入れ難い。

 

 

某日> たぶん、この10年以上なかったと思うが、映画館のはしごをした。同じビル内だが、『亡国のイージス』と『奥さまは魔女』を観た。後者では、途中から熟睡した。あれ程熟睡した映画は、今までに『白い恋人たち』(C・ルルーシュ)しかない。

 

 

某日> 昨年9月に書き上げた『こどものためにあいうえお』の出版準備を開始した。当初は絵本にするつもりだったが、絵が用意できないので僕の写真を使うことに決めた。左頁に文、右頁に花の写真となる。素直な文と飾らない写真が、どれだけ受け入れられるのか楽しみだ。

 

 

某日> Aちゃんと大阪書店巡り。『愛することと優しさについて』<携帯版>を置いていただいている書店の内、6店を回った。紀伊国屋書店梅田店では、新刊コーナーなどの3ヶ所に平積みしていただいていた。心斎橋アセンスでは、新刊・話題書コーナーで3段の一面ディスプレーで売っていただいていたので驚いた。以上2店では、ここまでしていただいて、と大感謝。もちろん、他の書店でも親切な対応をしていただいて感謝です。

 

 

某日> Tちゃんと<携帯版>の慰労会と『こどものためにあいうえお』の編集作業を兼ねてびわ湖の宿へ。7対3で慰労会のつもりが、7対3で編集作業になった。10時チェックアウトを11時にしてもらい、何とかやり上げた。

 

 

某日> <携帯版>は好調に売れているので一安心。特に、紀伊国屋書店梅田本店では1ヶ月で50冊以上、心斎橋アセンスでは3週間で40冊近く売れた。2店を含めて、書店の皆さんと買ってくださった方々には、感謝感謝の1ヶ月間だった。本格的に書店に並んだ9月を予測以上の好調で終えたが、取次契約のない子ども出版だから、全く先が読めない。しかし、誠実と情熱でやり続けるしかないと思っている。いつかポン!と音を立てて、つぼみが花開くことを信じている。

 

 

 

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