2025年9月

某日>ビートグラニュー30kgを2年10カ月ぶりに購入しました。配達してもらって税込み9180円でした。我が家では珈琲・紅茶から料理まで北海道産のこの砂糖を38年間使っています。あっさりした上品な甘さが気に入って使い続けているのです。現在購入している大阪市内にある店での初めての購入金額は、2008年3月31日に税込み5481円でした。17年後の今回は1.675倍の値上がりです。
 また、2008年の平均年収は440万円で、2023年(これが最新のデータ)は460万円だったので1.045倍です。砂糖は67.5%値上がりしたのに年収は4.5%しか上がっていないことになります。そして、税負担と社会保障負担を合計した国民負担率は1970年は24.3%でしたが2008年には39.2%、2025年は46.2%になる見通しですから、2025年は2008年の1.179倍で18%増です。年収は2023年の資料ですが4.5%増なのに、砂糖(物価全体を表してはいません)は67.5%上がり、国民負担率も18%上がったのです。
 ところで日経平均株価は、2008年には当初1万5000円ほどだった株価は米国の住宅バブル崩壊によるリーマンショックで年末には7000円台になりました。2011年には東日本大震災もあり、翌2012年まで1万円前後に株価低迷していましたが、2013年から徐々にに値上がりをして2018年2019年には2万円から2万5000円となりました。その後、株価は2020年にはコロナショックで1万7000円ほどに下がりましたが、徐々に値上がりして現在は4万5000円ほどになっています。2008年から3倍になっているので200%値上がりです。
 これらのことから考えると経済格差が拡大したと言われている実態は、富裕層がより金持ちになり貧困層がより貧乏になったというのではなく、純金融資産額5000万円以上の準富裕層、1億円以上の富裕層、5億円以上の超富裕層と呼ばれる人たちとほぼそれに近い人たちを合わせた金持ちたちだけがより豊かになり、それ以外の中間層以下はより苦しい生活になっているという経済格差だと思います。
 ですから中間層以下の国民は金持ち優遇の政治に抗議し、貧困層を切り捨てることなく中間層までに及ぶ公正な政策の実現を叫ぶべきなのです。
某日>京阪電車が10月1日から運賃値上げを実施しました。朝日新聞では1995年以来30年ぶりの運賃値上げで上げ幅15.8%と発表していましたが、京阪電車では普通運賃11.7%値上げと発表しています。30年ぶりの値上げについては、御殿山から京橋は10年か15年ほど前に320円から340円に値上がりし、2年前に350円に値上がりしたような記憶があるのですが、僕の老人ボケなのでしょうか。
 とにかく今回、初乗り運賃が京阪線170→180円で5.9%増額、大津線170→200円で17.6%増額、御殿山から京橋は350→400で14.3%増額となりました。京阪電車は値上げ理由に人件費や電気代などと共に、ホーム柵などのバリアフリー設備の整備・更新の実施を挙げています。そして、2023年4月1日から10円加算してきた「鉄道バリアフリー料金」は今回の運賃改定に合わせて廃止しますと。とすると初乗り170→180はバリアフリー料金抜きの運賃160→バリアフリー料金含む180円で12.5%増額、170→200も同様に160→200円で25%の値上げです。御殿山から京橋は340→400なので17.6%なので、どう考えても京阪電車発表の普通運賃11.7%値上げという数字は理解できません。
某日>YouTubeで偶然見たのが中国人のむいむいさんと台湾人のねんねんさんお二人のトーク動画でした。まず、お二人の流ちょうな日本語に感心しました。特にむいむいさんの日本語には驚きました。そして、まったく違うキャラクターがコンビとしてすごく面白い会話なので大好きになりました。
 それからお二人の動画を何本も何本も観ました。お二人にいろんな方が参加された動画も拝見しましたが、男性のポーさん以外の方々は作っている感が強く感じられて、残念ですがもう一つと思ってしまいました。
 大好きなシャーリー・マクレーンの若い時の顔に似たむいむいさん。ナチュラルなキャラクターで可愛いねんねんさん。オープンなキャラクターで作ったところの無いポーさん(妻と話すときはポーちゃん、ねんねん、むいむい、と言っています)。このお三方が僕は大好きなので、ぜひ回し読みをしていただこうと詩集『愛する心に優しい花が咲く』をポーちゃん宛てにお送りしました。
某日>食料自給率がカロリーベースで38%の日本ですが、主食の米だけは安心していつでも購入できると思ってきました。2024年の夏頃までは。ところがその年の秋の新米が出ても高値のまま。そして政府は2025年になってから、2024年産と2023年産の備蓄米を放出、続けて2022年産の備蓄米、2021年産と2020年産の備蓄米を放出しました。しかし現在も米は高止まりしたままです。スーパーではアメリカ産だけでなく韓国産や台湾産の米も見かけました。令和の米騒動と呼ばれる2024年夏以前なら、コシヒカリなどの銘柄米が2900円ほどで買えましたし、安い米はセールなら1900円台で買えました。
 以前の価格では農家が続けていけないのなら、減反政策をやめて減反補助金を農家への価格補償に使えばよいと思います。
 ここ数年の台所を直撃する商品値上げ全てにも言えますが、米の価格高騰も併せて、製造会社や流通会社の便乗値上げなどを政府はきちんと調べて、不当なものについてはペナルティーを与えるべきです。
 だがそんなことを、国民の生活を守る努力をせずに仮想敵国への脅威を国民に煽りながら国防費をどんどん上げている政府にできるかどうかは分かりませんよね。

某日>今年の夏の続く猛暑には参りました。そんな中で14年前に購入したエアコンの効きが極端に落ちてきたので、『弱り目に祟(たた)り目』という言葉がずっと頭にありました。しかし猛暑の最中だから高値維持のエアコンは買えないので、涼しくなってからの10月直前に安価な物を購入しました。

 YouTube動画でプロの方々の意見を幾つか聞いて、ダイキンか三菱の上から2番目の14畳用エアコンにしよう決めて家電量販店を3店訪れました。

 最初の店で、三菱の方が少し安いことを確認しましたが、それでも取り外しと取り付け工事費と200ボルト化とリサイクル費用を合わせたら40万円弱という金額でした。一瞬で上から2番目は諦めました。

 そして三菱のスタンダードクラスという一番安価な掃除機能のない物に決めて3店チェックをしたのです。

 結果、最後の店でなぜかスタンダードの物より上で、下から2番目のエアコンがあったので、それを工事費など全てを合わせて約17万円ほどで購入しました。

 「これが僕の最後のエアコンだなあ」と思いながら店を出ました。

  

某日>今月のしじん月記の写真は、紀伊國屋書店京橋店さんでスマホ撮影したものです。僕の一番新しい詩集『愛する心に優しい花が咲く』は2022年8月6日発行です。それから丸3年を経過しましたが、紀伊國屋書店の梅田本店さんと京橋店さんではずっと面置きしてくださっています。

 そのおかげでこの詩集は静かにですがずっと両店で売れ続けています。この両店では過去の実績もあって面置きという丁寧な対応をしてくださっているのです。だから、全国の多くの書店さんでこのような面置き対応をしてくださったらすぐにベストセラーになるのですが、僕の詩のことをご存じない書店員さんがすごく多いのようなのでとても残念です。
 

某日>『髙木いさお全詩集』は1022編の詩でまとまりそうです。作業は、今まで丸一年かかって8割ほどまで終わったでしょうか。子ども出版の2人と僕の3人で頑張っています。完成したら日本どころか世界でも最高の詩集だと確信しています。

 ①教育詩(子育て詩、教育詩)②人生詩(若者への詩、高齢者への詩、人生詩)③恋愛詩④平和詩(原爆詩、反戦詩、平和を願う詩)⑤社会詩(政治・経済・法律に関する詩、事件・事故・災害に関する詩)⑥自分詩(髙木いさお自身に関する詩)。

 以上6つのジャンルに分類した合計1022編の詩集は、いつも通りの横書きで1ページか見開き2ページの詩で編まれています。できるだけ薄くて裏が透けて見えない紙で印刷して、分冊ではなく少し頑張ったら持ち歩ける一冊本で出版していただきたいと思っています。すべての人が笑顔で暮らせる平和な社会を目指している出版社さんから出版されることを願っています。

 

 

 

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