2005年3月

 

某日> 京都のM社のS社長から、詩集『愛することと優しさについて』のB6判出版を断られた。前に断られた児童書がメインのR社もそうだが、なぜ出版されないのか分からない。本当に子どもの幸せを願って出版業をしているのなら、断るのはおかしいと思う。早く誠実な出版人と会いたい。

 

 

某日> 2泊3日で京都旅行。R社の新しいコンパクトデジカメをメインカメラとして写真集を作る予定。ただし完成は10年後のつもり。祇園界隈で夜景を手持ちで撮ったら、光源が尾を引く写り方をする欠陥デジカメだった。同行者AちゃんのC社G2はきちんと写っていた。新しいデジカメは、3機目のデジカメになる。写真を始めて30年になるから、使ったカメラは30機位あると思う。調べて調べて買うから、あまりひどいものに当たることはなかったが、今回のはひどい。夜景がまったく撮れないデジカメなのだ。僕のものだけ、という個体的欠陥なら良いが(良くないのだが)、全製品がこれなら大問題だ。もちろんシャッタータイムラグが早い!という当たり前のことだが他のコンパクトデジカメには無い長所はある。これが一番の購入理由だった。しかし、端子がムキ出しだったり、縦位置で撮ったコマが再生時に90度回転再生しなかったり、ISO感度を上げて撮った写真がひどすぎるなど、使って分かる欠点が多い。もっときちんとした商品化のためのモニターをしっかりしてほしい。これはR社だけに言っているのではない。

 

 

某日> 沢山の出版社に、詩集『愛することと優しさについて』のB6判出版を持ち掛けているが、良い返事が来ない。「社内企画でしか出版しない」とか言われると、「自分達を何様だと思っているのだろう」と独り言ちてしまう。「検討しましたが、残念ながら…」と言いながら、手に取った様子のないA5判詩集が返されてくると、言葉を失ってしまう。本当に、誠実な編集者、誠実な出版人というのはどこに居るのだろうか。

 

 

 

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