詩人・髙木いさおさんについて

 

           2022年夏

           子ども出版

 

 作品と作者は違います。人は自分を美化してしまうものですから、作品を見て作者を想像しても、現実は美化どころか真逆であることも少なくないと思います。

 でも、髙木いさおさんは詩を書く詩人ではなく、詩を生きる詩人です。作品の中に詩があるのではなく、生き方の中に詩があります。髙木さんの書くすべての詩が、髙木さんの中にあるものがそのまま出てきた詩です。もちろん、どう表現したら思いが正しく読者に伝わるのかを考える表現者ではありますが。

 髙木いさおさんは詩人であり表現者ではありますが、詩作家(しさっか)ではありません。髙木さんが詩作家でないのは、書いたすべての詩が自らの詩的感性を読者にアピールしようとは全くしていないし、読者に具体的に伝えたいことがあってそれを詩で表現しているだけだ、ということで理解できます。

 

 髙木さんは子どもが大好きなので、すべての子どもが毎日笑顔で暮らせる社会にしたいと思って詩を書いています。しかし、そんな社会は子どもたちの周りにいる大人たちが幸せでないと実現しないから、すべての子どもと誠実に生きようとするすべての大人の幸せを願って詩を書いています。

そんな髙木さんの詩は、実際に子育てをサポートではなく主として担当したので、子育てや教育のリアルな詩、そして児童虐待防止、いじめ防止、自殺防止、自傷行為防止などの詩を書いています。ほかにもヒロシマ・ナガサキの原爆詩などの戦争に反対する詩、東北大震災などの災害やその被害者への思いを書いた詩、拉致問題の詩なども書いています。子どもたちを誠実で愛と優しさにあふれた社会で育てたいと考えて、哲学詩や人生詩と呼ばれる詩や恋愛詩も書いています。

Wikipediaにも詩人で写真家と書かれているように、20代で写真の個展をしたほどの髙木さんなので、詩の見せ方も独自です。すべての詩がページか見開きページで一覧できる詩です。そして、横書きの詩です。

 

髙木いさおさんは、詩の内容も表現のスタイルも独自で、唯一無二の詩人です。

 

 ですから、できるだけ沢山の皆さんに髙木いさおさんの詩を体験していただきたいと強く強く思っています。

髙木いさおさんのベスト詩集『愛する心に優しい花が咲く』をぜひご一読ください。きっと読まれた方の一生の心の友になる詩集だと確信しております。

 

 

 

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