2023年3月

某日>4年ぶりに大阪城の梅園へ行きました。満開でした。観梅の人も沢山でした。随分前なら、観梅は京都の北野天満宮へ行っていました。でも近年は大阪城の梅園へ行っています。無料で広くて沢山の梅が観られるのです。
 何年か前からは、梅園全体を見渡せる石段の上へは行けないようになってしまったのですが、以前に撮ったそこからの写真をいつか『詩と写真のポストカード』にするかもしれません。
 それにしても年々梅が好きになります。桜は子どもの頃から大好きですが、今は梅も同じくらい大好きです。
某日>『詩と写真のポストカード』の第2期の前半8種を完成して好評発売中です。通し番号で言いますとP-21からP-28になります。今年1月のしじん月記に書きましたように、今回の8種は僕一人でセレクトした僕の思い入れの強い写真を使いました。
 P-21とP-22の2枚は、写真詩集『こどものためにあいうえお』からの写真をポストカードにしました。写真のトリミングと色合いが本とは少し違っていますが、僕の大好きな写真を選びました。P-23は京都のカフェの壁を撮った写真です。今までの僕のポストカードには無い写真ですが、予想外に好評なのですごく喜んでいます。P-24は鮮やかな光の造形に思わずシャッターを切っていたら、「ここは撮影禁止ですよ。」と教えられてすぐに撮るのをやめた時の写真です。本来ならポストカードにはしない写真です。しかし帰宅して写真を見た時、この光の造形が、原爆で衣服を焼かれて腕から背中を真っ赤にヤケドした母親がみどりご(嬰児)を守ろうと覆いかぶさる姿に見えたのです。このように見えたからには、このような悲惨な出来事を絶対に繰り返さないという決意と祈りを込めてポストカードにすることが大事だ、と思ったのです。どこで撮影したかは公表できませんが、沢山沢山の人々の平和への熱望と祈りがこの光の造形になったのだと思っています。P-25は「アンネのバラ」という名のバラです。『アンネの日記』で有名なアンネ・フランクのお父さんが日本へ10本の苗木を2度寄贈したものが、日本各地で栽培されるようになったそうです。僕は大阪市西区の靱(うつぼ)公園で撮影しました。P-26は雨上がりに撮影したハナミズキ(花水木)です。花びらと葉っぱの透明感とそれらに残る雨の滴の美しさに見とれながら撮りました。P-27とP-28の2枚は、写真詩集『雲のある風景』からの写真です。P-27は、1998年10月21日に京阪電車御殿山駅のホームから撮影しました。P-28は、1998年12月31日に枚方市を流れる天野川の川向こうを撮影しました。この日は母の葬儀の日で、詩は母のことを書きました。
 このホームページで全ての『詩と写真のポストカード』の写真が見られます。ぜひお好きなポストカードを購入して、じっくりゆっくり詩と写真を楽しんでくださいね。そしてご感想を聞かせてくださいね。
某日>詩集『愛する心に優しい花が咲く』のp.113の詩「ヒロシマ、ナガサキ」の第3連の1行目を訂正します。訂正した詩は、全詩リストで見ていただけます。
 「強烈な爆風、最大風速は約120メートル」という1行目を「強烈な爆風、最大風速は爆心地から1km地点で秒速160m」に訂正しました。
 新しい資料で確認しての訂正です。この詩を活用されるときは、必ず全詩リストの詩を使っていただくようお願いいたします。

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